IGAS 2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展
IGAS 2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展に参加しました。
IGAS(=アイガス)とは、国際総合印刷機材展(International Graphic Arts Show)の頭文字を取ったもので、印刷産業の未来を展望できる場です。5日間で3万3,078人が来場したとのことです。入り口からとても迫力を感じました。。。
今まで参加したことのある展示会とはまた一味違った展示会で、大きな印刷機やパフォーマンスを目にすることが出来ました。
その中で気になった2つの事業を紹介します。
まずはじめに紹介するのは、刷版供給システム リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社様
(https://www.ryobi-group.co.jp/graphic/)刷版仕分け装置と自動搬送ロボットを用いて、平台の版の出力・交換までの一連の工程を全自動で行うシステムです。
業務に携わる人員を削減するいうことだけでなく、従来ヒューマンエラーによって発生していた、版傷や汚れを防止することができるというメリットがあります。
さらに、見当や色調を機械を用いて自動で調整することが可能なため、今までオペレーターの腕に左右されていた色合わせを、どの現場でも高い水準で行うことができます。
機械化することで、より効率的に作業が進むのは良いことです。
導入するタイミングと何をどこまで機械化するのかがまた考えものです。。。
続いて紹介するのは、
TORAY printing Plates-東レ株式会社様 (https://www.printingsystem.toray/ja/)
全体比率としてこちらの会社さんは海外での販売比率が大きいですが、その技術を活かし、日本での販売をも力を入れているようです。
カラフルな装飾のブースに引き寄せられました。
事業ごとに色分けしており、わかりやすい空間の作りで良かったです。
そこで興味深かったのは、0.14mmの微細文字です。
あまりにも細かすぎる文字。。。最初はなんだか分からなかったですが、拡大鏡を使ってよくよく見ると確かに文字がはっきり見えました!(写真はうまく取れなかったです。)0.14mm…いつ使用する文字なのか気になって聞いてみると、実制作の例は無いようです。なかなか使い所として難しいものですね。これほど細かい印刷が対応可能、ある程度の文字までは鮮明に印刷ができるよ!ということがわかる展示でした。
他にもアルミ缶印刷も対応しており、文字の再現度は高かったです。
続きまして株式会社ホリゾン様(https://www.horizon.co.jp/)と
京都芸術大学様(https://www.kyoto-art.ac.jp/)のコラボレーション企画、
Smart Factory “ART×TECH” Zone(https://smartfactoryzone.com/)の展示が素敵でした。
製本機器にデザインをがされており、とてもインパクトがありました。浮世絵の「葛飾北斎 富岳三十六景」と「喜多川歌麿 当時三美人」を現代コミック風にラッピングし、明るく楽しげなデザインになっていました。展示用ではあるかと思いますが、実際現場で機会がラッピングされていたらとても楽しそうな気がします。
迫力のある大きな機械が多く、印象的なものが多かった展示会。次回開催の際には是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
IGAS 2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展
2022年11月24日(木)~28日(月)
東京ビッグサイト(東京国際展示場)東1~6ホール
※現在は終了しています。