第13回 化粧品開発展 [東京] -COSME Tech 2023 TOKYO- に行ってきました!
化粧品の研究・企画開発に必要な製品・サービスが一堂に出展する専門展“化粧品開発展”に行ってきました!
原料、OEM、容器パッケージ、販促品などが出展しています。
同時開催展にCOSME TOKYO 2023 – [国際]化粧品展 [東京]-, 美容・健康食品 EXPO(通称 インナービューティ EXPO), [国際]エステ・美容医療 EXPO(通称 Esthec JAPAN -エステック ジャパン-)もあり、そちらも見させていただきました。
今までとまた異なった雰囲気で、化粧品関連が多かったものの、特殊加工やパッケージなど印刷業界の我々にも関連ありそうな出展も多数あり、デザイナーとともに行って参りました。
そこで気になったいくつか紹介させていただきます!
まずはじめに“株式会社カナエ(https://www.kk-kanae.jp/)”さんです!
シャンプーの詰め替え、含浸タイプのマスク、化粧品の試供品容器等に使われるパウチ(パッケージ)を製造している会社さんです。
2液を1包化して別室充填できるパッケージなど、真新しいパッケージが数多くあったため目に留まりました。
中でも特に印象的だったものは、環境に配慮されたパウチです。
遮光性やバリア性を高めるために、一般的なパウチにはアルミ素材を蒸着させたものが使われているそうですが、
アルミ箔は製造工程でCO2を大量に排出するため、莫大なエネルギーがかかるそうです。
株式会社カナエさんのブースでは、アルミを使わない代替包装資材として、紙基材やPET単一素材などが使用されたパウチが提案されていました。
素材やデザインは商品・サービスそのものの付加価値であり、見栄え1つでユーザーの関心度が変化するので、
見た目の印象を損なう事なく新たな付加価値を付けられるというのは凄く強みだと感じました。
また、表面デザインはインクジェット印刷にも対応しており、様々なデザインに対応できるそうです!
次に紹介するのは“TAISEI株式会社(https://www.taisei-p.co.jp/)”さんです!
化粧品・菓子などの商品パッケージや販促品を製造している会社さんです。
TAISEI株式会社のブースでは、丸型の箱を積み上げて展示している点が印象的でした。
この丸型の箱(紙管)は、万年カレンダー、ペンたて、小物・メイク道具入れなどにもなる「NEWクルンダー」という商品で、箔押しやエンボス加工も可能です。
また環境に配慮した紙やインクを使って制作することも可能で、ノベルティとして使うこともできるようです。
紙管というとカレンダーや壁紙などの紙モノを運搬する時に使用する印象ですが、
加工を施しパッケージとして利用すれば、角のない柔らかい印象を与えることができ、デザインの幅が広がるなと思いました。
“野崎印刷紙業株式会社(https://www.nozakiinsatu.co.jp/)”さんでは淡い色合いのパッケージが多く並んでおり、思わず足を止めてしまいました。
ラベル、シールや、パッケージ印刷、特殊加工まで、幅広く対応し、通常のエンボス加工より幅広い表現が可能なのが特徴です。
性質の異なるニス2種類を使用し疑似的にエンボス加工を表現しているそうです。
部分的にニスを乗せることが可能なので、デザインと合わせて使用することで、より幅が広がると感じました。
“大信印刷株式会社(https://taishin-printing.co.jp/)”さんでは、様々な紙加工が施されたパッケージが展示してありました。
ニス同士の掛け合わせで模様を作ったり、箔押し加工がされていたり、紙の種類が違ったり…と見比べて楽しいブースでした!
紙は同じでも加工ごとにどう表情が変わってくるのか、実物があるおかげで視覚的にわかりやすく、とても良い勉強となりました!
サンプルもたくさんいただいたので、今後紙加工を考える際とても良い見本になってくれること間違いなしです!
化粧品開発展 -COSME Tech-
2023年1月11日(水)~13日(金)
東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4~6ホール
※現在は終了しています。