先日、GOOD DESIGN Marunouchで開催されている“世の中を良くする不快のデザイン展”へ足を運びました！
不快のデザインとは…？と展示タイトルからも興味をそそられる展示でした。
不快のデザイン展は“不快”を効果的に使うことで“世の中を良くするデザイン”になっているコト・モノを、
心理効果から紐解き展示する企画展です。

普段弊社で主に制作している情報伝達を目的としたデザインでは、
より読みやすく、伝わりやすく、に重点を置いた“快”を求めたデザインが多く制作されていますが、
本展で多く展示されていた音やプロダクトのデザインでは、また違った視点で
“不快”が機能するようなデザインが行われており、とても興味深かったです！

不快音の定番(?)とも言えるモスキート音。
このモスキート音の展示は実際につまみを調節して聴くことができ、
それに連動して画面内の動物や人が逃げていったり戻ってきたりととても面白い物でした！
自分がどこまで聞こえるのか検証できるのも楽しいですね。

またエナジードリンクの妙な味も設計されたものなのか！と驚きました。
不快のステップを踏むことで安心感を得る人間心理が組み込まれているのは面白いですね。
そしてこの記事を書いている中の人はエナジードリンクの味が苦手なのですが
徹夜をしなくてはならないことがあった学生時代、頑張ってエナジードリンクを飲んで
なんとか頑張れるような気持ちになった覚えがあります…。

危険を示すためにわざわざ無臭のガスに匂いをつけたり、満足度を増やすために手間を増やしたりと、
意図的に“不快”が組み込まれているデザインがたくさん見れてとても勉強になる展示でした！

なぜその“不快”が必要なのか、意味を知るとそのデザインに対しての理解度がグッと深まります。
まだまだ開催期間中ですので、足を運んでみるのはいかがでしょうか。

世の中を良くする不快のデザイン展 HP ▶︎ https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html
開催期間 ： 2023/03/24(金)～2023/04/23(日)
開場時間 ： 11:00-20:00
入場料 ： 無料